GUiLZ Project Personal & Experimental Blog

Monthly Archives: 7月 2006

■ [その他] そこにある機器 : バックアップソフトには気をつけろ! 編

週刊と言いつつ順調に更新が遅れている日記ですが、その理由ってのが

仕 事 が な い か ら ゲ ー ム 三 昧

のせいだとは、いい年した人間として言ってはいけないことだと思うけど書く。

……誰か仕事くれ。

そんな前書きから始まる今日の日記は、PCのシステムにまつわるお話。前回の日記でも書いたとおり、Cドライブを無事要塞化した俺は、システムのイメージファイルを作成したわけです。で、当然作ったからには復旧できるかテストをしないとってわけで、念のためにイメージのエラーチェックを行った後、復旧テストをしてみたのですよ。

シ ス テ ム 領 域 死 に ま し た 。

このソフトを、仮にバックアップソフト(A) としますが、パーティション領域だかNTLDRだかまとめて吹っ飛ばしてくださいましたよ、ええ。エラーチェックパスしたのにイメージファイル壊れてるとか言われたんで、キャンセルしたのに死ぬとはどういう事でしょうか。何も知らない初心者だったらパニックですよ?

とはいえ、私は自称中級者。そんなこともあろうかと(転ばぬ先の杖は常識だよねー)、あわてず騒がず、別のバックアップソフト(B) で事前に取っておいたイメージファイルを使って復旧させます。ふっ、これが大人の余裕だぜ……と、余裕綽々で画面を見てたら

失 敗 し て ま す た 。 (Σ(゜Д゜;エーッ!)

余裕な気分も一瞬で吹っ飛ぶぅ!(プリッキュア プリッキュア)。何度やっても60パーセントあたりで内部エラーとか英語で出て失敗。エラーメッセージをもとに調べても、「このエラーは原因不明なんだよね、てへっ☆(俺的意訳)」 なんて文章が、そのメーカーのサイトに載っている始末。……おう、ちょっと便所の裏まで来いや(そして返り討ち)。

イメージファイルが壊れてるのかと思いきや、エラーテストは問題ない上(このパターン多いな)、古いバージョンのソフトを使うと普通に復元できるというよく分からない状態(イメージ作ったバージョンと新しいバージョンではダメ)。

古いバージョンで復元できるならいいんじゃないかと思うかもしれませんが、古いバージョンは互換性が保証されておらず、正常に見えても何かしらのファイルが壊れている可能性も捨てきれなかったので、もう一段階古いイメージからの復旧を試みました。

そっちはOKだったので、それを元に追加で入れたソフトを再び入れ直して、何とか復活させたのでした。この作業に丸1日以上(足かけ2日) かかってました(原因を追及せずにとっとと諦めてやり直してたらよかった……)。

そしてまたシステムのイメージを作るわけですが、このような失敗はしないようにと、今度はさらに別のバックアップソフト(C) でバックアップイメージを作成。もちろん万一を考え、不安ながらも一応システムを復旧できたバックアップソフト(B) でもバックアップイメージを作成。2段構えの安全策を取ります。

そして再び復旧テスト。まずはバックアップソフト(C)。おお、さすがにうまく復旧できたな。よしよし、再起動、再起動。

……。

あれ?

デ ー タ 領 域 、 無 く な っ て る ?

あろうことか、システムは正常に復活させてくれたものの、データ領域が消えてます。なので起動はするものの、必要なファイルが読み出せなくてログイン時にフリーズ。

おお、

ブ ル ー タ ス 、 お ま え も か !

カエサル(シーザー) の言葉が頭をよぎります。奇しくも、このPCに付けたコンピュータ名は、

「Kaether」。

なんてこった! これが運命だとでもいうのか!! (実際の読みは「ケテル」で、カエサルとは何の関係もないんですけどね)

暗澹たる気持ちに囚われながら、バックアップソフト(B) を立ち上げて復旧を試みます。とはいえ、バックアップイメージもデータ領域に置いてあるわけだし、復旧は無理だよなぁとか思ってたら、データは存在するではないですか! まさに僥倖!

感動の涙を流しつつよく見ると、そのデータ領域に、今まではなかったはずの不思議なワードがくっついているようです。どれどれ……。

(H)

ほう、これは「Hentai」の略、すなわち俺のことを指しているわけですな。はっはっはっ。

……。

ふざけんなゴルァ! 俺がHなのはよくわかっとるわ! パソコン風情がなめた口をたたくんじゃねえぞ! ちょっと便所の裏まで来い!(そして以下略)

でもってバックアップソフト(B) から復旧させてみると、こちらも正常にリカバリは終了します。しかし起動後ログインしたらフリーズするのは同じ。データは存在するのにWindows上からは認識されていない。これが犯人が残した決定的な証拠だ!(本当なの、はじめちゃん?)

つまり、パーティション情報がおかしくなってるんだろうなぁと考えて、パーティショニングツールを起動したわけです。その結果、パーティションが隠しパーティション(Hidden) になっていることが分かったのでした。

そこまで分かったら話は簡単。通常パーティションにしてやれば見事に復活。こうして長かった俺の2日間は終わったのでした。……ただ一つの、謎を残して。

そもそも通常パーティションだった領域が、なぜ隠しパーティションになったのか。おそらくバックアップソフト(C) が、バックアップからの復元時にそのようないたずらを仕掛けたのでしょう。が、普通はそんな挙動をするバックアップソフトなんて無いはずです(たぶん)。

それなのになぜこのような事態となったのか。きっとそれはかのカエサル公が私に対して与えてくれた戒めなのです。

「誰も信用するな」 と。

「信じれば裏切られるぞ」 と。

きっとそうに違いないのです。

なぜなら。

翌 日 、 サ ブ マ シ ン の シ ス テ ム も 吹 っ 飛 ん だ か ら さ 。

……もう、誰も信じない。

P.S

ちなみにサブマシンは Microsoft Shared Computer Toolkit 使ってて、システムにデータ反映させたら、どうもファイル構造だか書き込みのフックドライバだか壊してくれたらしく、起動直後からスキャンディスク画面。キャンセルしたら即座にBoDで殺されるので、仕方なしにスキャンさせるとそのときだけは起動するのだが、ログイン画面で強制再起動(拒否権なし)。そして再びスキャンディスク画面。キャンセルするとBoDで(以下略) の無限ループに。

いろいろ調べて試行錯誤してもどうしようもないので、今年3月のバックアップから復旧してメンテしてたら、結局今日(もう昨日だけど) も1日潰れた。orz

■ [PC] Cドライブを要塞化するためのメモ

PCの調子が悪くなってきていたので、XPの再インストールをする事にしたのですが(1週間以上日記に間が開いたのもそのため)、どうせならということで、Cドライブを Microsoft Shared Computer Toolkit で常に保護しつつ、設定ファイルなどは別ドライブにできないかなということで、設定してみました。

これまでは、アーク情報システムの「HD革命 WinProtector Ver.2」を使っていて特に問題もなかったのですが、無料で使えることと、HDD状態の保持(一時的にHDDに加えた変更を維持できる)という機能が、サーバー機で使ったときに便利だったため、乗り換えることにしました。

結果として、だいたい満足のいくものとなったので、メモとして公開します。

■Documents and Settings を移動する

このフォルダのデータ移動には、今までアーク情報システムの「HD革命 WinProtector Ver.2」付属の「Data Transfer」というツールを使っていました。ただ、このツールにも欠点があって、ユーザーの Local Settings フォルダは移動してくれないのです。なので、たとえばPicasa2などのキャッシュや一部のアプリケーションの設定はCドライブに残ってしまいます。

それでは不便なので、手動で全データを別ドライブに移すことにしました。作業は下記サイトを参考にしました。

ITmedia エンタープライズ : Documents and Settingsフォルダの場所を変更する

http://www.itmedia.co.jp/help/tips/windows/w0587.html

ただし、このサイトの記述のまま実行すると、自分の環境ではエラーが発生しました。おそらく一部のファイルコピーが行えなかったためだと思われますが(詳しく調べていないので未確認)、それを回避するために、下記のような手順をとりました。

  • Windows を終了して、別途作成しておいた Bart’s PE から起動。Documents and Settings を別ドライブにコピーする。
  • 通常通り Windows を起動して、レジストリを編集。ITmediaではユーザーのプロファイルと ProfilesDirectory のみを書き換えているが、LocalService や NetworkService のプロファイルを同様に変更しても動作した。

これで再起動したところ、問題なく Documents and Settings が別ドライブに設定されました。多くのアプリケーションはこれだけで設定が別ドライブになります。

  • 07/22 追記

私が参考にしたITmediaの記事は、間違ったソースを元にして書かれた記事だ、という情報がありました。

質問:Documents and SettingsのDドライブ移行でトラブっております。。。 (回答 No. 2 を参照)

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1996668

ただ、私が取った方法でも、少なくともログインユーザーの設定は移動できているようです(LocalService と NetworkService は未確認)。Default User やAll Users の設定の一部はCドライブから読み込まれているようですが、私にとってその辺りの設定はむしろ書き換えを禁止したい部類のものなので、問題ありませんでした。

ただし、Documents and Settings をすべて別ドライブに移し、Cドライブから消し去ってしまいたい場合には、私の取った方法は使えないと思われますので、ご注意ください。

■個別に設定ファイルを移動する

以上で大半の市販アプリケーションは設定などを移動できましたが、オンラインソフトなど、一部のソフトはインストールフォルダに設定ファイルを作ることがあるので、それをどうにかする必要があります。(別ドライブにインストールしろと言われるとそれまでですが、Cドライブにインストールしておけば、ファイル感染型ウイルスに強いというメリットがあります)

具体的には、Windows にあるハードリンクとジャンクション機能を使います。UNIXで言うところのハードリンクとシンボリックリンクに近い(ほぼ同じとも言えますが、細かい点で違うようです)機能ですね。

この作業には、下記のツールを使わせていただきました。

ハードリンク/ジャンクション作成ツール

http://homepage1.nifty.com/emk/symlink.html

コマンドも「ln -s リンク元 リンク先」と、UNIXでシンボリックリンクを張るコマンドと全く同じなので使いやすかったです。それを使って、設定ファイルやフォルダを別ドライブに移動させます。

ただし、ファイルに対してジャンクション機能を使う場合は、事前に同梱されている「senable.exe」を実行して、メモリ上の ntfs.sys にパッチを当てる必要があります。メモリパッチなので、再起動するまでパッチは有効です(ファイルにリンクを張るたびにパッチを当てる必要はありません)。

この作業を行うことで、ほぼすべての設定やデータは別ドライブに移せるかと思います。あとは Microsoft Shared Computer Toolkit と User Profile Hive Cleanup Service をダウンロードして、インストールと設定を行います。

Microsoft Shared Computer Toolkit

http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/sharedaccess/default.mspx

ここまで終われば、Cドライブは Windows Update の時以外、常に保護をかけていても作業に支障は出ないでしょう。ただ、Documents and Settings をすべて移動したことにより、レジストリの「HKEY_CURRENT_USER」分のデータ(NTUSER.DAT)が他のドライブに移動されてしまっているので、注意が必要です。

反面、一部ソフトの設定は常に反映されるので、便利でもあります。しかし、テストとしてCドライブにソフトをインストールして試用した後、再起動によって消去した場合、レジストリにゴミが残る事があります。これを回避するには、ソフトのインストール前にレジストリのバックアップを取っておくことくらいしかありません。

簡単に全レジストリのバックアップと復旧をするには、下記のツールがいいでしょう。自分が同様のテストをした際には、当然ですが完璧に元の状態に戻りました。

ERUNT

http://www.larshederer.homepage.t-online.de/erunt/

ということで、今日は無理矢理ペースを週刊に戻すための日記でした(本来なら11日・18日に日記公開する予定だったので)。

■ [ネタ] Winny はどうなるのか!? これからのWinnyネットワークを大胆予測!!

この日記はネタです。本気にしないでくださいね。

えー、なぜか未だにWinny関係のリンクから、この日記にご訪問いただくこともあるみたいなので(大したことを書いたわけでもないので恐縮です)、せっかくだからWinnyについて考えてみることにしたよ。

開発者が逮捕されはや幾年(大げさ)、先日懲役1年を求刑されたりと、再びちょっと慌ただしくなってきたWinny界隈。度重なる情報流出、見つかる致命的な脆弱性、そこには著作権法違反なデータが溢れ、一般人にはアンダーグラウンドツールというイメージでしか見られなくなったWinny。

このままWinnyネットワークは消え去ってしまうのだろうか。かなりの規模を誇るP2PネットワークであるWinnyネットワークがむざむざ潰れてしまうのを、ただ見ているだけでいいのだろうか。何か有用な使い道はないのだろうか。

ツール自体は阿部官房長官も言っていたように(記憶してるけど、違ってたらゴメソ)、違法ではないのだから、このネットワークをどう活かせばいいのか。ちょっと考えてみたので、紹介しよう。

  • 情報公開ネットワーク化

愛媛県警だったと思うが、情報漏洩がきっかけで違法捜査(というか捜査謝礼金を払ったことにしておいて着服)が発覚したって例があった。影でこそこそ悪事を働く輩はどこにでもいる。なので常にある特定の職業でPCを使っているユーザーは、全情報をWinny上で公開し続けるといった制度を作る。すると滅多なことができなくなるので、そういう類の犯罪減って(゜Д゜ )ウマー。

名付けて強制情報公開条例! 誰もが市民オンブズマン! ただし俺の個人情報まで漏洩するのは勘弁な!

  • 密告ネットワーク化

匿名性の高さを活かし、職場環境の問題やトラブル、不法行為をしている会社や個人を公開する。ITドカタと言われ、デスマーチにあえぐプログラマーは労基署に行く時間もないのが普通。でもWinnyなら仕事をしながらでも労働環境のひどさを密告できるね☆

2chでも似たようなことはできるけど、IPアドレス記録されてるし、真実であっても大企業が事実無根と削除依頼してきたら、真実を確かめるのが難しいので消されることがあるかもしれない。でもWinnyなら一度流れた情報が消えることはまずないから安心!

名付けて人間不信ネットワーク! 人を見たら秘密警察と疑え! デマ情報には気をつけろ! 嘘を嘘と(ry

  • お見合いネットワーク化

彼氏・彼女が居ない人に朗報! 匿名で相手探しをしてみませんか? 操作は簡単、自分の写真とプロフィール(テキストでもいいが、Word形式の文書が望ましい)、理想の相手像を思いつくまま記入し、ZIP形式で圧縮。一緒にナイショのexeファイル(すぐに見つかります)も同梱すれば、より好感度アップ☆

それができたら、Winnyのアップロードフォルダに

[キンタマ] 自分の住所氏名・年齢・電話番号.zip

という名前で放り込む。参照量が大きくなればなるほど、多くの人がアナタに注目している証☆ ステキな相手もすぐに見つかるよ!

名付けて出会い系ネットワーク! 同梱exeを踏んで自分もプロフィールを公開しよう! イタズラ電話とストーカーには気をつけて!

……ゴメン、ちょっとネタを書きたかっただけ。

でも個人的には情報強制公開は面白そうではある。問題多いし、運用方法含めて実行するのはどう考えても不可能だけど。

繰り返しますが、この日記はネタです。冗談です。何事もなかったようにスルー推奨。

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