GUiLZ Project Personal & Experimental Blog

■ [その他] 凌辱系エロゲーが製造・販売禁止になるようで

ソースは以下。

痛いニュース(ノ∀`):凌辱系エロゲー、製造・販売禁止へ

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1268068.html

これを見て、かつての「沙織事件」を思い出した自分はかなりのジジイですかそうですか。つーても、沙織事件自体はリアルタイムじゃなくて、後から知ったんだけど。(沙織事件の頃は小学生だったからなあ・・・)

で、それ以降に局部にモザイクが入るようになったという話ですが(エルフとか、描かなくなったメーカーもあったけど)、当時の状況も、今回と似たようなものだったのかなーと思わなくもないわけで。確かほとんどのエロゲーが、ほぼ全ての店から撤去されたって、ものの本には書かれてたし。

で、その「沙織」ってゲーム、今のゲームなんかに比べりゃ全然エロくない。あ、プレイしたことないので言い切るとアレなんだけど、画面写真とかそんなのは結構本とかに載ってたので(その本も10年以上前の本だけど・・・)。

つまり、事件以降ソフ倫が発足して自主規制を進めてきたけど、一つの文化とか芸術なんてものは、煮詰まってくるとより先鋭化するというか、過激な方向とかよく分からない方向に行っちゃったりするわけで。(現代アートなんか、まさにそう)

時代が繰り返すなら、今回の発表は外部に対するアピールで、実際としては当面自粛ムードだけど、徐々に抜け穴というか曖昧になってきて、そういうゲームが再び出てくる(さらに過激になって)・・・という可能性も高そうではある。

また、業界の不況話をいろいろ噂で聞くにつけ、タダでさえ落ち込んでいる売り上げのうち、それなりに固定客やリピーター率が高いと言われる陵辱系スキーな人たちを逃がすと、業界として立ちゆかなくなるという可能性もあるわけで、なし崩しになっていくということも考えられる。

もちろんこれは希望的観測で、昨今の何かとおかしい規制の嵐(エロゲーだけでなく) からすれば、本当に消滅という可能性もあるかもしれない。

・・・と、またなんでエロゲー話を唐突にしたかというと、こういう規制を恣意的にかけるという状況は、自分にとっては非常に恐ろしい事なので。

我が家にはジジババが今も存命ですが、昔の戦時中、言論統制が敷かれていた時代のことをよく聞いていたものです。曰く、あの時代は最悪の時代だったと。意見が力で弾圧されることほど恐ろしいものはないと、何度も聞きました。

翻って今回の話では、表現の自由・表現による被害者の有無・ゾーニングの有無という点から考えるに、エロゲー自体には(趣味嗜好による嫌悪は別としても) 罪がないと思われるのに、なんだかよく分からない、ソフ倫やメディ倫などの権力者(メーカーの代表による合議制と聞きますが) によって、一方的に為されているということが問題なのですよ。

本当のところは、そういった倫理団体にお上(や、表現規制したがる人たち) から圧力がかかったのかもしれませんが、どちらにしろ、そういう一部の権力を持つ人間が、自分たちの嗜好に合わないものを一方的に弾圧できるということに恐怖を覚えます。つまりそれは、権力者が気に入らないことをどうにでもできるという恐怖政治そのものであり、まさにかつての言論統制時代の再来に繋がる可能性があるからです。

そんなわけで長々と語ってみたわけですが、ここ数年、エロゲーなんてまともにやってない自分ですけれども、こう、自分の思い通りにやりたい人間が、手っ取り早く弱いところから締め付ける的な、最近の規制規制の流れにはムカつきますね。かつて自分が好きでプレイしていたエロゲーだから尚更、って部分もありますがw。

規制があるからこそ、その中で表現できる最高のものを作ろうと努力して、いい作品が生まれる・・・って考え方も一理はありますが、こういう曖昧な上に正当性がよく分からない規制は・・・失笑を買うだけだと思うんですけどね。当の外国の人たちからもね。

■補足というか蛇足

「沙織事件」の頃よりマシかなと思える点として、今は民意を直接伝えるカウンター勢力としてインターネットって存在があるわけなんだけど(当時もパソコン通信はあったけど、世間的にはマイナーだったし)、それも最近のダウンロード違法化におけるパブリックコメントのガン無視状態とか考えると、あまり頼りにはならないかも。

よって結局のところ、ネットで意見をいくら言ったところで、当面このソフ倫とかメディ倫の決定自体は覆らない公算が高いんじゃないかと思う。

つーか、あのパブコメのガン無視が常態化してる現状は何とかならんのかね。個人的には意見がいくら集まっても、同一人物による複数投票かも、なんて疑いをお役人達は持ってるんじゃないかと勘ぐってみたり。

解決策はすでに有名無実な住基IDによる認証とか? もしくは何らかの個人認証局による、不正投票の防止システムが安価に実現できればいいのか。とはいえ、センシティブな問題だといくらIDとはいえ個人が意見と紐付けされるのも嫌な人がいるだろうから、その点も考えないとダメだろうなあ。

そうなると、民間の認証局を立ち上げて、それをもとにパブコメと連携? でもたいてい個人の認証が確実に必要なサービスって、基本行政サービスだろうから、認証も行政がやった方が手間はないよな。だからこその住基ネットだったわけだし。

かといって、お役所認証だとパブコメで意見言った奴とすぐに紐づけられて、ブラックリストというか危険人物的なマーキングされそうで嫌だしなあ(陰謀論に過ぎるか)。パブコメの為だけに民間の個人認証局(もちろん裁判所の命令以外で情報開示はしないくらいの意識で運営する) 立ち上げなんて、ビジネスにはなりそうもないし。

と、風呂入って何となく考えたことを羅列してみたテスト。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

当サイトのコメント欄は承認制となっております。また、日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

スポンサードリンク

Twitter
利用中のサービス

GUiLZ Project では、以下のサービスを利用しています。


関連サイト
巡回先サイト様
アーカイブ