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スタードメインのeNomとKeySystemsはどっちが移管が早いのかテストしてみた


photo credit: Gray Simpson

比べる意味はないのだろうけど、2つのドメインを スタードメイン へ移管する機会があったため、eNomとKeySystems、どちらが移管手続きが終わるのが早いか、試してみることにしました。

条件

お名前.com から スタードメイン へ、.comと.netを一つずつ移管した。.comをeNom、.netをKeySystemsとした。

 

申請時間

・eNom

21時06分頃 申請開始。ステータス画面は以下のような感じ。

eNom ドメイン移管 01

 

・KeySystems

21時09分頃 申請開始。ステータス画面は以下のような感じ。

KeySystems ドメイン移管 01

 

ステータス画面は、KeySystemsの方はメッセージが表示されず、eNomはeNom側で用意している進行状況のメッセージが表示されているのが違いかな。

 

レジストラからのレスポンス

・eNom

21時15分頃 手続き用メール(Domain Transfer Request) が届く。

21時16分頃 申請メールからWebサイトにアクセスし、移管プロセスを進める。デフォルトで「I Approve」にチェックが入っているので、そのまま SUBMIT すればOK。

eNom ドメイン移管 02

eNom ドメイン移管 03

21時17分頃 ステータス変更を確認

eNom ドメイン移管 04

21時25分頃には、以下のようにさらにステータスが変更になっていた。以降、移管完了時までこのステータスのままだった。

eNom ドメイン移管 05

 

・KeySystems

21時28分頃 承認メール送信完了というステータスに変更されているのを確認。

KeySystems ドメイン移管 02

21時30分頃 承認メールが到着。(【スタードメイン】ドメイン移管申請承認手続きのお知らせ)

21時31分頃 Webサイトから承認作業を行う。

KeySystems ドメイン移管 03

KeySystems ドメイン移管 04

21時32分頃 ステータス変更を確認

KeySystems ドメイン移管 05

 

この時点ではeNomのレスポンスが早かった。別のドメインの時は1時間くらいかかっていたのに、今回は10分程度でDomain Transfer Requestが届いたのには驚き。

この後は移管元である、お名前.comからのレスポンス待ちとなる。15分ほどeNomの方が先に処理が進んでいるが、この後の展開に有意な差はあるのだろうか。

 

お名前.comからのレスポンス

・eNom

22時11分頃 ドメイン移管の確認メールが届く(【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡)。

22時12分頃 Webサイトより承認作業を行う。

お名前.com 移転承認画面 01

お名前.com 移転承認画面 02

お名前.com 移転承認画面 03

23時11分 ちょうど1時間で、お名前.comから移転承認メールが届く(トランスファー申請承認のご連絡)。

翌01時01分 スタードメインのコントロールパネルから時折確認していたが、進捗がないため、体力の限界もあり就寝。

翌08時46分頃 スタードメインのコントロールパネルから、移管進行確認 ボタンを押すと移管完了との画面になり、操作可能となる。同時刻付けで移管完了メールも届く(【スタードメイン】移管申請ドメイン移管完了のお知らせ)。スタードメインでは、どうも放置しているだけでは移管完了せず、完了メールも届かない模様。

 

・KeySystems

22時11分頃 ドメイン移管の確認メールが届く(【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡)。

22時12分頃 Webサイトより承認作業を行う。eNomと同様の作業なので、写真は割愛。

22時12分頃 ステータス変更を確認。

KeySystems ドメイン移管 06

23時11分 ちょうど1時間で、お名前.comから移転承認メールが届く(トランスファー申請承認のご連絡)。

23時16分頃 スタードメインのコントロールパネルから、移管進行確認 ボタンを押すと移管完了との画面になり、操作可能となる。同時刻付けで移管完了メールも届く(【スタードメイン】移管申請ドメイン移管完了のお知らせ)。

 

お名前.comからの確認メールはeNomとKeySystems同時に届き、承認作業後の移転承認メールも同時に届いた。10数分のタイムラグがあるとはいえ、両ドメインともほぼ同時に移転させていたので、まとめて処理されたのかなーと推測。

しかし、初期レスポンスの早かったeNomより、KeySystemsの方が早く移管が終わったのは意外だった。移管承認Webサイトを見ると分かるように、eNomはeNom側が用意している英語の承認ページ、KeySystemsはスタードメインが用意している承認ページとなっている。

このことから、eNomを利用するとeNom側とのシステムとの連携で時間がかかるのに対し、KeySystemsはよりダイレクトに、下位レジストラがカスタマイズ・直接登録できるようなシステムとなっているのかもしれない(KeySystems側ではドメイン管理を行うためのシステムを提供していない、とも言えるが)。

それにしても、移管元からの承認後、移管が5分程度ってのは早いなあ。

 

まとめ

eNom側が用意しているドメイン管理ツールが不要で、かつ移管までの時間を短縮したい・少しでも安くドメインを取得したいなら、KeySystemsがお勧め。少なくとも今回のテストからは、移管元の処理が終わって、数分で利用できるようになっている。(もちろん時間帯や時期などによりこの結果が変わる可能性も高いため、あくまで参考としてお考えください)

また、一部ドメインではeNomより低コストでドメインを取得・管理のできるのもメリット。eNomで取得できないドメインもあるため、そういう場合はKeySystems一択となる。

とはいえ、eNomの方が時間がかかるといってもせいぜい数時間程度の差でしかないので、夜に移管手続きを終わらせて、翌朝移管完了という事でも問題はない事がほとんどだろう。歴史や規模もeNomの方が大きく、また万一スタードメインのコントロールパネルに致命的な不具合が起こったり、最悪倒産などとなっても、eNom側のコントロールパネルでドメイン移管などが行えるのは心強い。

信頼と実績、万一の際に安心なeNomか、価格と取得できるドメインの種類、スピードのKeySystemsか。なかなか悩ましい選択ですね。

 

おまけ

Whoisの反映速度は両レジストラによって違うのか、一応試してみました(差なんて無いとは思うけど)。結論から言うと、「Whoisゲートウェイサービスによる」といった感じで、予想通りほぼ変わらないだろうというのが結論。

軽く確認しただけですが、

http://whois.prove-wsc.com/

では、両者とも3分程度で反映されていたのに対し、

http://whois.ansi.co.jp/

では、すぐには反映されていませんでした(キャッシュされたデータを読んでいるのかもしれません)。

ということで、Whoisの反映速度は気にしなくていいと思われます。

 

2011/04/21 追記

その後、この guilz.org ドメインもeNomで移管してみたところ、午前11時56分頃に移管を開始して、17時08分ごろに移管完了を確認しました。おおよそ5時間程度でeNomも移管が完了するようです。(KeySystemsは2時間程度だった)

その際、前回は力尽きて見られなかった最終ステータス画面が、16時頃から確認できたためキャプチャしておきました。

eNom ドメイン移管 06

この状態を eNomのステータスページ で確認すると、「The domain name has transferred successfully and is in your eNom account」で、WHAT TO DO は「No action needed. You’re done – congratulations!」という事だったので、移管完了して最終の処理をしている、という感じだったのかなと。

eNomだと時間は若干かかりますが、こういうステータスがちゃんと更新されるので、安心感はありますね。

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