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■ [その他] 引き続き、凌辱系エロゲーが製造・販売禁止になる件について

朝NHKのニュースをぼんやり見てたら、このニュースをやっていて茶を吹きそうになったりしつつ会社に来て、セキュリティホールmemoさんをのぞいたらそこでも特集されてて飲んでた水を吹いたりしつつ、今日もこの話題について。

セキュリティホールmemoさんのまとめ

http://www.st.ryukoku.ac.jp/~kjm/security/memo/2009/06.html#20090604__Rapelay

ここに挙げられているリンク先を読むと、だいたいの業界の事情が分かって来ますね。まずは流通(というか小売り) からの流れで規制せざるを得なくなった、と。確かに作ったところで売ってくれる場所がなければ、クリエイターは食いっぱぐれてしまうわけで、そういう方面からの要請というか無言の圧力には屈せざるを得なかったということでしょうか。

最近は流通がお金を出して作品を作らせるという図式も多いようですから(つーか流通がメーカーの親会社ってパターンもありますし)、そちらから攻められると厳しいんでしょうね。

小売りや流通が、そういう作品を販売し続けることで発生しかねないイメージダウン、下手すると逮捕されるかもってリスクを背負いたくないから(現状、逮捕はあり得ないと思いますが)、先手を打って取り扱いを止め、今後同様のジャンル自体も規制しようという流れは、企業人として見るならリスク回避策として妥当です。

流通とか小売りに対して「おまえ達が腰抜けだからこんな事になったんだよ!」などと言えるほど自分は若くもないので、「まあ、そうするしかないですよね。コンプライアンスとか厳しくなってる昨今においては・・・」なんてお茶を濁すようなコメントを吐くぐらいが私には関の山なんですが。

ただ、どこかのブログに書かれていたコメントだったと思いますが、

「面倒な立法なんてしなくても、一つの例を取り上げて(マスコミを巻き込んで) 叩けば、権力者たちが自分たちにとって不快なものを排除できるのだなということを知らしめた、悪しき前例となった」(意訳)

のではないかと、私も感じました。ソフ倫に対しては、もうちょっと何かできなかったのかよ、とも思いますが、先の日記でも述べたとおり、それがその業界でメシを食っているプロのクリエイター達(ソフ倫の理事達もかつてはクリエイターであったと信じたい) が出した結論で、その結果業界がどうなるのか考えての結論なのだろうから、そこについては否定するつもりはありません。(流通からの無言の圧力に屈したのだとしても)

さて、ここからは例え話です。今回の事例を会社のリストラだとしましょう。会社全体(エロゲー業界) を守るために、少数の採算が取れない部署(陵辱系) を解散し、社員をクビにしました(制作・販売禁止)。

これでこの会社の業績は回復するでしょうか。この例えは日本式リストラの典型的な事例ですが、これで一時的に業績は良くなることもありますが、実際は業績回復できないことの方が多いです。主な理由は社員のモチベーション低下と、上層部への不信感。有無を言わさないトカゲのしっぽ切りは、たいていマイナス要因しか残さないわけです。

もちろん、これがそのまま今回の事例に当てはまるなどとは言いません。が、今回の件でクリエイターが萎縮しつつあり、さらにはソフ倫や流通、小売りも信じられないような四面楚歌的状況の中で、果たして今後この業界は存続できるのでしょうか。

ビジネス的な観点、言い換えると大人の観点で見れば、今回の外圧に対して各人が取った行動は、そう間違いではないのでしょう。それは過去に日本が行ってきたリストラと同じように。

ただ、それは中長期、この業界の未来まで考えた時に、果たして正しい選択だったのかどうか。答えはいずれ時間が証明してくれるのでしょうが、過去から現在に至るまで、自らを守るためにすら戦わず、逃げたり従属し続けた国が栄華を誇ったなどということはただの一度もありませんから、まあ、今回も同様の結果となるのでしょう。

・・・まあ以前の日記でも述べたように、希望的観測もあるにはあるのですが、日を追うごとにそう思える根拠が無くなってきているのが嫌な感じですね。

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