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Creative Commons License photo credit: System One Gang

個人でたくさんドメインを持っている人の中には、その維持費用に頭を悩ませている方もおられるかと思います。というか、私がそうです。

普通の個人なら、たくさんドメインなんて持ってないことの方が多いとは思いますが、その辺りのコストを圧縮する方法を考えてみました。

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移管するほうが同じレジストラで維持するよりコストが安い

ドメインの移管をすることで登録業者(レジストラ) が切り替わり、ドメインの有効期限が1年延びます。移管に手数料が必要なところは(大手なら) ほとんどなく、移管をすることによるデメリットは、若干の手間がかかるだけです。

以前は移管コストも維持コストも同じ業者が多かったのですが、最近は競争が激しいためか、ドメインを移管すると、更新料金より若干割安になる(業者によっては6割引くらいになるところも) ところが増えてきました。

そしてドメインは移管後60日を経過すれば、再度移管することができます。このように移管料が維持コストより安い業者間で移管を繰り返すことで、ローコストでドメインの有効期間を延ばすことができます。

ただし、この移管料が安いのはキャンペーンだ、という業者がほとんどですので、そのキャンペーンが終了すれば使えなくなるテクニックです。(とはいえ、だいたいがずっと延長に次ぐ延長をしているので、当面は利用可能でしょう)

 

移管の流れ

細かい流れについては、各業者によって操作が違いますので割愛しますが、基本的にはWeb上にて移管の申し込みを行うと、ドメインの登録者情報(Registrant Contact) に記載されているメールアドレスに確認メールが送られます。そのメールに記載されているWebサイトへ行き、承認するだけという簡単な作業です。

ただし、その際にWhois情報公開代行のようなサービスを有効にしたままだと、確認のメールが届かないため承認作業が行えず、移管に失敗します。この機能をオフにしておきましょう。

余談ですが、海外のGoDaddyやDreamhost等で取得したドメインなら、この機能を有効にしていても移管申請などのメールを転送してくれるので(GoDaddyのDomain Proxyサービスは有料なので当然とも言えますが)、Whois書き換えの手間やプライバシーリスクがありません。

日本の同様のサービスは、お名前.com、バリュードメイン、ムームードメインにて移管を行った事がありますが、そのようなサービスは行われていませんでした(バリュードメインはWhoisのメールアドレス欄だけを変更可能なので、リスクを減らすことはできます)。この点は海外のサービスを見習って欲しいものです。

 

実際にやってみた

今回は、お名前.com で所有していたドメインを、スタードメイン に移してみました。この2社は、それぞれ移管に対して割引を行っています。今回は gTLD ドメインを移したため、コストとしては 780円 となります。(逆に お名前.com に移管した場合は 380円)

私の場合、Whoisを書き換えてすぐに移管申請をしたところ、1時間ほどで移管確認のメールが届きました。その約1時間後にお名前.comからも確認メールが届き、承認を行いました。

実はスタードメインからの確認メールに承認したあと、Whois情報を長く公開しておきたくなかったため、再度お名前.comのWhois情報公開代行をセットしましたが、お名前.comからの確認メールは無事届きました(移転元なので届くとは思っていましたが)。

その後30分程度で再度 お名前.com から移管承認の連絡があり、翌朝スタードメインより移管状況確認ボタンを押すと、移管完了の表示がなされ、スタードメインにてドメイン管理が可能となっていました。途中で数時間ほど開いてしまったため実際の所要時間は不明ですが、実質数時間程度で移管は完了したものと思われます。

 

スタードメインのメリットとデメリット

お名前.comと違い、コントロールパネルでWhois情報のメールアドレスだけを変更することが可能なため、普段はWhois代行公開にしておき(個人情報を事前に設定していなければ、デフォルトでそうなります)、移管の時にメールアドレスだけを変更するようにすれば、プライバシーリスクを減らすことが可能です。

ただ、登録者情報を試しに変更してWhoisしてみたところ、お名前.comの場合はWhoisゲートウェイをはじめ即時に変更が有効になったのに対し、スタードメインは反映まで1時間ほどかかりました(ドメイン管理団体のWhoisにて確認。他のWhoisゲートウェイには数時間程度で反映された模様)。

上位レジストラのeNomのせいかもしれませんし(eNom上のWhoisでは即時で反映されていた)、設定した時間帯も違うので一概には言えませんが、思い立ったときにすぐ移管、というのは難しいかもしれません。

また、ネームサーバーの変更の反映も若干時間がかかるようで、ネームサーバーを自分で立てておらず、業者のサーバーに頼っていた場合は、状況にもよりますが、一時的にサービスにアクセスできないといったこともあるかもしれません(まず無いでしょうが)。

 

まとめ

今回のまとめとしては、

  • キャンペーンを利用して移管を繰り返せば、安価にドメインを維持できる
  • レジストラによっては情報の反映が遅いので、余裕をもって移管を始める

というあたりでしょうか。

わずかなコストカットではありますが、小銭が気になる私のようなユーザーにとって、このようなキャンペーンを利用した乗り換えはお得であると同時に、ブログのネタにもなるので一石二鳥だったりします(笑)。

それでは、素晴らしき格安ドメインライフを!

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